SSブログ
ナパワイナリー紀行 ブログトップ
前の10件 | -

ナパ紀行 ~Stag's Leap Winery~ [ナパワイナリー紀行]

ワイナリー8軒目! この日の4軒目! そしてナパ最後の1軒!
日本ではそれほど名の知られていない、小さめワイナリー「Stag's Leap Winery」
シカ(トナカイ?)のエチケットが印象深かった。

こちらは29号線沿いではなく、29号線と並行して走っている「Silverado Trail」沿いにあります。BeringerのあったSt.Helenaよりも少し南下した、Yountvilleにあります。


↓ツタの絡まるこちらの小さな建物で、テイスティングできます。


テイスティングは「Estate Wines」と「Napa Valley Wines」があったが、初めて安いほうを選んだ。姉はこちらのワインを、どこかで飲んだことがあったらしい。「安いほうでもじゅうぶん美味しい」と彼女が話していたため。




飲んだワインは以下参照。

Napa Valley Collection Tasting Flight (4種類/15ドル)


■2007 Rancho Sauvignon Blanc ( $29 /Bottle)


グレープフルーツ、シトラス、ライムのような爽やかな柑橘系の香り。
ミネラル感がある。お魚料理と合いそう。


■2007 KARIA Chardonnay ( $34 /Bottle)


香り高い!
桃のような果実の香り、ほのかに樽香。
クリーミーでリッチ。
適度な酸味が味を引き締めています。


■2006 Merlot ( $45 /Bottle)


プラム、チェリーなどの果実の香りと、木の香りが混ざり合って、心地よい赤ワインの香り。
しかし口に含むと、果実の香りよりもスパイシーさが際立ち、メルローじゃないみたい。
黒胡椒をきかせたお肉料理によく合いそう。


■2006 ARTEMIS Cabernet Sauvignon ( $55 /Bottle)

こちらのワイナリーで試飲した4種の中で、ワタクシ的に一番のヒット。

色は濃いルビー色。
プラム、チェリーなどの果実の香りの奥に、樽香。
果実味の中にスパイシーさがある。渋みがあるが、全体的なバランスが取れていて飲みやすい。酸味が抑えられている。
余韻が長く続く。


> ワイナリーサイトはこちら


うお~、ナパ記事アップするのに、予想通り1ヶ月かかった。
でも、本当にいい旅でした。
天候にも恵まれて、期待以上にワインの勉強ができて、美食の連続だった。
次はどこだ?ラングドックか??
nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

ナパ紀行 ~Beringer Vineyards~ [ナパワイナリー紀行]

ワイナリー7軒目!
あまりにも有名な「Beringer Vineyards」
29号線沿い、セントヘレナ。Markham Vineyardsのすぐ近くにあります。

↓ラベルにも描かれる有名なベリンジャーのラインハウス。


↓ストアでは、ここでしか手に入らないワインも。


リザーブワインのテイスティングルームは、ここでも別になっていた。


さて。もちろんリザーブワインに走った我々。なぜなら、ここでしか飲めないからです♪
飲んだワインは以下参照。

■2006 Sbragia Limited Release Chardonnay ( $40 /Bottle)

ロバート・パーカーがWine Advocate誌で92ポイントをつけたワイン。
「Sbragia」というのは、ワインマスター(醸造家)の名前から取っているそう。彼は今ではこのワインだけを、専門の醸造家として作り続けているという。

「カリフォルニアのリザーブのシャルドネは樽香が強い」
と思っていましたが。。。覆されました。
少しだけ香りますが、全くしつこくない。

香り高い。洋梨の香り、柑橘系の酸味。ドライ過ぎずバランスが見事。
リッチで、クリーミー。とろっと蜜感がある。


■2004 Bancroft Ranch, Howell Mountain Merlot ( $75 /Bottle)

さて、ベリンジャーのメルローはどうか!?

ルビー色。
ベリー系の果実、オーク、チョコレートの香りが、まるっと混ざり合っている。
それでいて、少しスパイシーです。
芯があり、こっくりしている。
「カベルネ愛飲者にも合うと思います。」とお兄さん。


■2003 Private Reserve Cabernet Sauvignon ( $115 /Bottle)

ロバート・パーカーがWine Advocate誌で92ポイントをつけたワイン。

香り高い。
チェリー、チョコレート、バラ、木の香り。
骨格がしっかりしている。
タンニンが強く感じられますが、果実味がしっかりあるので、渋さはそれほど感じません。
余韻は長く続きます。
「お見事なワイン」という感じ。


■2005 Private Reserve Cabernet Sauvignon ( $115 /Bottle)

これ、Beringerでは私の中の一番ヒットでした。ロバート・パーカーがWine Advocate誌で92ポイントをつけたワイン。

香りは派手すぎない。
のどごしに、レーズンのような香りも。
2003年のカベルネに似ていますが、こちらの方がわずかに、タンニンが強い感じ。
甘み・渋みのバランスが心地よいワインです。


> ワイナリーサイトはこちら


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

ナパ紀行 ~Markham Vineyards~ [ナパワイナリー紀行]

ワイナリー6軒目は「Markham Vineyards」


日本での知名度は低いですが、ナパで4番目に古い老舗ワイナリーです。


1987年にメルシャンの傘下に入り、それ以降は革新的なワインづくりであらゆるメディアに注目されているとか、いないとか。
日本では、「マーカム」ブランドと、低価格の「グラスマウンテン」ブランドが、メルシャンから売られてます。

ここではテイスティングもツアー参加もせず、立ち寄っただけ。

↓入り口入ってすぐのストア


↓数々の賞状が飾られています


> ワイナリーサイトはこちら

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

ナパ紀行 ~Duckhorn Vineyards その2~ [ナパワイナリー紀行]

ワイナリー5軒目「Duckhorn Vineyards」。 朝一番に行きました。
このワイナリー、1976年創業だそうですが、ナパにおける高級メルローの立役者だという。ナパではカベルネ優勢の中、上質で美味しいメルローを追求して作り続けているようです。

爽やかな朝の風を感じながらドライブし、ブドウ畑の奥に見えてきたのは、綺麗なプチホテル風の建物。これまで訪れたMondaviやDomaine Carnerosに比べると、とてもこぢんまりしていましたが、我々はかえってその可愛さに感動。


↓中はこんな感じ。


↓ホワイトハウスの晩餐会でも飲まれているよう。
ホワイトハウスからの手紙と晩餐会の写真が貼られていました。 「このパーティーで出すこの料理に、お宅のこのワインを是非合わせたい」という内容の手紙。 こういう手紙、出すのね。。。


↓ブドウ畑を眺めながら、このテラスでテイスティングができます!


ワイナリーによっては、テイスティングを一つのグラスでしかさせてくれない所もあるのですが、ここは違いました。一度に数種類のグラスに注いでくれるので、同時に飲み比べができます。

テイスティングのグラスを一つにしているワイナリーは、ケチッているわけではありません。正当な理由があります。
テイスティングの基本は「軽いものから重いものへ」という流れ。
それを、いくつものグラスで飲み比べさせてしまうと、せっかく初め美味しいと思ったワインの印象も変わってしまうことがある。

どちらがよいものか。
私はいろいろやってみた結論ですが、一つのグラスにしておいたほうが、正確なテイスティングができると思いました。カベルネ飲んだ後にメルローに戻ったりすると、全く印象が変わってしまうのです。

さて、こちらのテイスティング。5種類・25ドルのメニューでした。


飲んだものは以下の通り:
・2006 Napa Valley Merlot ($52 /Bottle)
・2006 Estate Grown Merlot ($85 /Bottle)
・2006 Three Palms Vineyard Merlot ($85 /Bottle)
・2005 Estate Grown Cabernet Sauvignon ($95 /Bottle)
・2005 Patzimaro Cabernet Sauvignon ($95 /Bottle)


↓これは特別に飲ませてくれた。
・2006 Goldeneye Anderson Valley Pinot Noir ($55 /Bottle)

小さめワイナリーなのに、価格帯が高いことに驚き。 50ドル以下があんまりないじゃないか。


テイスティングは、このワイナリーが誇る品種、メルロー3種から!

●2006 Napa Valley Merlot ($52 /Bottle)

この4月にリリースされたばかりのものです。
36種類の畑のブドウで作られている。
ラベルにはメルローと書いてあるが、カリフォルニアワイン法では、75%以上使用している品種は単一記載してよいことになっている。実際は、味に複雑さをもたせるため、若干別の品種も混ぜるところが多い。

さて、このワインは
<メルロー 96%、カベルネ・ソーヴィニヨン 2%、プティ・ベルドー 2%> でした。

ベリー系果実の香り、そしてほのかな甘み。柔らかい口当たり。
少し酸味が感じられました。

●2006 Estate Grown Merlot ($85 /Bottle)

今度はワンランク上のメルロー。私としては、このワイナリーで一番のヒットでした。

「Estate Grown」というのは、100%自社畑、という意味です。
単一畑という意味ではありません。
100%自社所有だけど、5種類の畑のブドウで作られています。

2006 Napa Valley Merlot に比べると、酸味が少なく、少しスパイシーでした。

こちらのワインはカベルネ・ソーヴィニヨンとカベルネ・フランが混ざってます。
<メルロー 86%、カベルネ・ソーヴィニヨン 9%、カベルネ・フラン 5%>


●2006 Three Palms Vineyard Merlot ($85 /Bottle)

さて、今度は「Estate Grown」ではないけど、「Three Palms Vineyard」と畑の名前が書かれています。つまり、自社所有の畑ではないけど、単一畑という意味。
複雑な味わいでした。
<メルロー 75%、カベルネ・ソーヴィニヨン 13%、カベルネ・フラン 7%、プティ・ベルドー 5%>

はっきり言ってメルロー3種は全て、秀逸でした。滑らかで上質。
飲み比べれば初めて違いが少し分かるものの、もしレストランで出されたら、どれも恐らく絶句するほどのレベルだと思います。
さて、他の品種行ってみよう!

●2005 Estate Grown Cabernet Sauvignon ($95 /Bottle)

79%のカベルネと、21%のメルロー。
「Estate Grown」で、5つの畑のブドウです。

色はとても濃い。
チョコレート、ナッツ系の香り、少し感じる酸味が、柴漬けを思い出させた。
タンニンがあり、どっしり熟成感があります。

●2005 Patzimaro Cabernet Sauvignon ($95 /Bottle)

これは「Estate Grown」で、しかも単一畑です。
これ、美味しかったな~。

75%のカベルネ・ソーヴィニヨン、15%のカベルネ・フラン、21%のメルロー。

2005 Estate Grown Cabernet Sauvignon と味わいは似ていましたが、もう少し深みがあった。

●2006 Goldeneye Anderson Valley Pinot Noir ($55 /Bottle)

さて、特別飲ませていただいた、ピノ・ノワール!美味しかったです。
これは100%ピノ。4種の自社畑のブドウです。

レンガ色。それほど濃くない。
タンニンが口の中に一瞬広がり、しばらくするとスーッときれいに消える。
カラメルやトーストのような甘い香り。お兄さんに言われた通り、ローズマリーのような香りもしました。


は~。 畑について勉強しちゃった。
> ワイナリーサイトはこちら
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

ナパ紀行 ~Duckhorn Vineyards その1~ [ナパワイナリー紀行]

ワイナリー5軒目は、アメリカでもあまり知られていない「Duckhorn Vineyards」

今回のワイナリー巡りの中には、大手以外の小さいところも組み込むつもりではいたのですが、あえてここをピックアップした理由を書かないといけません。
まず私が日本にいながらDuckhornの存在を知ったのは、カリフォルニアの友人がここのメルローをお土産に買ってきてくれたのがきっかけでした。 しかし実をいうと、旅行前には別の酒を飲み過ぎて、それを開けることなく旅立ってしまった。

しかしナパ3日目の夜、Duckhornのワインを飲むチャンスがあったのです。

この日、そろそろ外食に疲れた我々は、セントヘレナのDean&Delucaで何か買って帰ることにした。 ここのDean&Delucaには「Wine Hall」なるものがあり、さすがワインが大量に売られている。


品揃えは安いものからオーパスワンレベルまで多様。


しかしハーフボトルの棚にあった白ワインは、一つだけでした。
それがDuckhornのソーヴィニヨン・ブランだった。

そんで、その日の夜にホテルで開けたところ、これがうまいうまい。


●Duckhorn Vineyards Sauvignon Blanc 2008
洋ナシのような香り。
果実味豊かで、酸味が心地よく、とても飲み口のよいワイン。
バランスがとれている上質な白です。




nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

ナパ紀行 ~Domaine Chandon~ [ナパワイナリー紀行]

どんどんいきます。ワイナリー4軒目は、再び泡モノ「Domaine Chandon」
Moet Chandonがアメリカに進出してつくったスパークリング・メーカーです。
我々が泊まったYountville Innのすぐ近所にありました。




↓ストア


↓テイスティングルームはクラブ風。


↓Yountville「Bouchon」のベーカリーでクロワッサンを買ってから行った我ら。


私はワイントレインの中でも飲んだのですが、結構辛口で泡が強いのよね。美味しいけど。

> ワイナリーサイトはこちら
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

ナパ紀行 ~Robert Mondavi Winery~ [ナパワイナリー紀行]

やって来ました。ワイナリー3軒目は、「Robert Mondavi Winery」
生産者が同じというだけあって、Opus Oneの近所です。
Oakvilleという、ナパの真ん中あたり。

↓エチケットでもお馴染みの外観。


↓裏側からみた建設中の写真。


↓奥には美しいブドウ畑が広がる。


↓ストアでは、ここでしか手に入らないワインや、モンダヴィブランドの調味料・食器などが売られている。


↓見たことないラベルがちらほら。



さて。
モンダヴィでは、テイスティングが3種類あります。 普通のと、ちょっと高いのと、一番高いの。
テイスティングの部屋まで違うのだ。

↓普通のテイスティングはここで。とてもカジュアルな雰囲気。


我々はもちろん、一番高いReserveテイスティングを選んだ。
「To Kalon Tasting Room」に直行。

Reserve Flight  - リストから4種類選んで30ドル。(2人でシェアしました)


選んだのは以下4種。カベルネは新旧比較することにしました。
・2006 Fume Blanc Reserve
・2007 Pinot Noir Reserve
・1998 Cabernet Sauvignon Reserve
・2005 Cabernet Sauvignon Reserve


ちなみに「2006 Chardonnay Reserve」も、特別に少し飲ませてくれたのですが、樽香が強くてあまり好みではなかったです。
しかし飲んだ4種類、全て完璧な味わいでした。

●2006 Fume Blanc Reserve ($40 /Bottle)★★★★★

うまーーーーーーーいっ!!!

ワタクシ存じ上げなかったのですが、「Fume Blanc」という名前はモンダヴィが作った名前なんだそうです。何の品種なのかと思っていたら、ソーヴィニヨン・ブランだそうで。ロワールの「ピュイ・フュメ」から取ったんだって。
「fume」とは「smoky」という意味です。
モンダヴィがワイン作りを始めた頃は甘い白ワインが主流だったのだが、彼はそれが嫌いで、自らスモーキーなワインを作ったのだという。

トロピカルな果実の香り、爽やかな酸味、少しリッチなコク、そして、おっしゃる通りスモーキーです。
や~、こりゃびっくりした。


●2007 Pinot Noir Reserve ($60 /Bottle)


それほど色が濃くない。
グラスの肌を落ちるナミダがきれいで熟成感があります。
木の香り、バラの香り。とても華やか。
大好きです。

●1998 Cabernet Sauvignon Reserve ($135 /Bottle)


レンガ色が熟成を感じさせます。
オークと、咲き乱れるバラの香り。黄色野菜のような香りも。
味わいは、ピノに比べるとかなり落ち着いていました。こなれた、と言うのか。。。
大好きです。

1998年といえば私がアメリカにいた年ではないか。
私もワインとともに熟成したかしら。
なーんて冗談を言いながら、次のワイン。

●2005 Cabernet Sauvignon Reserve ($135 /Bottle)


美しいルビー色。やっぱし98年モノとは色も味も違うな~。
タンニンがあるが渋すぎない。果実味とバランスが取れているため気になりません。
大好きです。



私は、モンダヴィオリジナルの食器と、ここでしか売られていない白ワイン(Unoaked Chardonnay)を買いました♪

> ワイナリーサイトはこちら


nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(1) 
共通テーマ:グルメ・料理

ナパ紀行 ~Opus One~ [ナパワイナリー紀行]

ワイナリー2軒目は、「Opus One」
10:30からのツアーを予約していた。

↓外観は、ブドウ畑に突如現れた宇宙船のよう。


Opus Oneは、フランス代表バロン・フィリップ・ド・ロートシルトと、アメリカ代表ロバート・モンダヴィの、夢のコラボ。ロートシルトから話を持ちかけたらしい。
Opus Oneのツアーガイドのおじさまが、一通りワイナリーの歴史を話してから、圧搾機やタンク部屋、樽庫などを見せて回ってくれました。

↓巨大タンクにはOpus Oneのマークが。


タンク部屋なんかは、テレビやネットなんかでも見たことはあったけど、それでもやっぱり「この中にワインが・・・」と思うと、こみ上げるものがある。
そういえば以前仕事で、とある「つゆ」メーカーの工場取材に行ったときにも、巨大タンクを見たけど。
「この中につゆが」 よりもはるかに響いたな。


写真を取り忘れたけど、個人的には、理科実験室のような部屋が一番気になりました。
フラスコみたいなものとか、黒いグラスが沢山置いてあった。ワインのブレンドを研究するところらしい。
黒いグラスは何のためかと聞くと、なんと光による酸化を防ぐためらしい。純粋に「味」と「香り」の官能検査をするためなんだって。


あまりに値段が高いので、これまで全然ケアしていなかったのだが、Opus Oneは、品種別や地域別に生産したりはしていない。毎年最高のブドウ選出と最高のブレンド比率をもって、「Opus One」という1本で出している。
ブレンドする品種は決まっているらしいが、比率は毎年変えています。
(カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、プティ・ベルドー、カベルネ・フラン、マルベック)

↓見よ、この樽たち!(この部屋、冷蔵庫みたいでした)

これらの樽にも種類があるそうで。樽から出る糖度の高さ、香り、などなど個性があるそうです。それに数種類の品種が分類されて入っており、それらのブレンドを日々研究しているんだそうな。 そりゃ~高いわ。。。

↓こちらでテイスティングしました。


↓解説を聞きながらテイスティング。


↓我々が試飲した2005年モノ。
 生産者2人のシルエットとサインが。


●Opus One 2005
【ブレンド比率】
・カベルネ・ソーヴィニヨン 88%
・メルロー 5%
・プティ・ベルドー 3%
・カベルネ・フラン 3%
・マルベック 1%

「すごくおいしい」のだが、そんな日々テーブルで口にするようなお粗末な表現で片付けてはいけない味です。
ベリー系の香り、チョコレートの香り、花びらの香り、そして木の香り。
不思議だったのは、色はとても濃いルビー色で、熟成感があり、ボディがとてもしっかりしているのに、舌触りはとてもシルキー。全くもたつかない。
上品な果実味と、淡い酸味、スパイシーさのバランスがお見事。

「上品な」果実味というのはつまり、南米のワインによくある、香りが「ぼわっ」とくる、ジャム食べてるような果実味ではないのだ。
取れたブドウをワインにした、だけではない、裏に隠れた並々ならぬプロフェッショナルの業が、確かにあった。職人の研究がなければ出し得ない味。
最近チリとアルゼンチンばっかり飲んでいた私には、違いが明らかでした。


↓お分かりだろうか。
 エチケットに書かれているのは「A NAPA VALLEY RED WINE」とだけ。

あんまり「RED WINE」って書いてあるの、見ないよね~。
このシンプルさに、最高の「赤」を研究した結果だという、揺るぎない自信が感じられるのでした。


えー、さて。
Opus Oneは、このワイナリーでは1本190ドル日本では3万円します。やはり1.5倍です。
しかし嬉しいことに、Opus One では、「Overture」というセカンドラインが売られています。 このワイナリーでしか手に入りません。(元々それを聞いてワイナリー行くことにしたんですが)

毎年ブレンドを研究する際に使った残り分で作るんだそうです。
ツアーに参加した誰かが、「じゃあ、Overture は、leftoverですか」と冗談で聞いた。
ガイドのおじさまはこう説明した。
「パーティーでお客さんを呼ぶ時には、沢山食材を買って料理するでしょ。でももしパーティー後に食材が余ってて、同じ材料で同じ料理作ったら、同じものができるでしょ。それと一緒です。」
つまり、味は同じだという。

Leftoverture、1本60ドル
しっかり購入して参りました。

> ワイナリーサイトはこちら (※音が出ます)
nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

ナパ紀行 ~Domaine Carneros~ [ナパワイナリー紀行]

まずワイナリー1軒目は、泡モノ 「Domaine Carneros」
「ワイントレインを降りたあと、もしまだ飲めそうなら行ってみよう」 ということにしていたが、幸か不幸かワイントレイン内のワインがまずく一口しか飲まなかったため、まだまだ飲める状態だった。
というわけで、行ってみました。
本当はスパークリングの製造過程も見たかったのだが、ツアーは15:00で終了してしまい、ぎりぎり間に合わず。

↓外観はまるでお城!!!


こちら、言わずと知れたフランス・シャンパーニュの大御所「テタンジェ」がアメリカに進出してつくったスパークリング・メーカーです。現在はスティルワインの生産も盛ん。日本ではその生産品にお目にかかれることはとても少ない。


知らなかったのだが、フランスの大御所シャンパン・メーカーがアメリカに進出していることは、よくあるらしい。
ナパだけでも、この他に「MUMM NAPA」(もちろんMUMM。)や「Domaine Chandon」(Moet Chandon)があった。


白・ロゼの2種類飲んでみた。
ホテルでクーポンをもらっていたので、1杯はタダになりました♪

●2005 Brut Vintage 

ブリュットになると本当に日本ではお会いできないという。そう思うと余計に美味しいのだった。
泡の口あたりが強すぎず、味も強すぎない。前菜が欲しくなる心地よい辛口。

●Brut Rose 

白よりも若干、渋みがある気がする。但し飲み比べなければ分からない程度。
チーズの香りがする。チーズが食べたくなりました。


にしても、なんといってもこの爽やかな空気と、辺り一面に見下ろすブドウ畑が、最高のおつまみでした♪ 

ここでは、小さいグラスで3種類のテイスティングができるメニューもあります。クローズは少し遅めで18時までやっているので、一日の最後にもおすすめ。

行ってよかった!

>ワイナリーサイトはこちら

nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

ナパ紀行 ~ワイントレイン~ [ナパワイナリー紀行]

さて今回の旅のきっかけにもなった「ワイントレイン」です。
もとはといえば昨年末、「一個人」でこの列車の特集ページを見たのがきっかけだったのでした。ブドウ畑の真ん中を時速30キロでゆっくり走りながら、ワインやお食事を楽しむことができます。夢のような列車、いつか乗りたいと思ったけど、まさか半年足らずで実現するとは。


列車は、ナパのダウンタウンとセントヘレナの間を約3時間で往復します。
席のランクが3種類あって、我々が選んだのは、カジュアルでも贅沢でもない「グルメコース」。往路は、各シートが外を向いた車両で前菜を、復路はテーブルのある車両でメインのお食事とデザートをいただく、という感じです。

この線路が、ナパを縦に走っている29号線と並行しているため、往路で進行方向右側に座った我々は、出発後暫く、ブドウ畑の手前にクルマ達を見ながら行くことになった。
まあいいけどね。


↓復路の車両


↓量、多い。。。


しかし驚いたのは、復路で選んだワインが、えらくまずかった。一口でやめたほど。
「Robert Mondavi Merlot」と書いてあったと思うのだが。。。どのラインのものだったのか。

ワイントレイン、全体的な感想は、「乗ってよかった。」
実は、ワイントレインに乗ったことがあるアメリカ人の知り合いが、ひどくコケおろしていた。
「あの列車は最低、キャンセルできるなら絶対した方がいい」と言われていたのです。
しかし、鉄道会社に勤める姉とディズニーランド好きの私には、大ヒットでした。始終大はしゃぎ。まるでアトラクションに乗ってるようだったのです。
観光客であるなら、是非”話のタネに”乗ることをお勧めします。

ただし、ワイントレインのサイトを見て、オリエント急行を想像してはいけない。
はっきり言って、料理はどうってことないし、実際ワインもまずかったのです。しかし料理は列車の中で作ってるのだから美味しくなくても仕方ない。ワインも、当然ワイナリーで上等なワイン飲んだ方が美味しいに決まってる。それを見越した上で乗らなければ、確かに失望するはずです。
事前の期待値調整は大事です。


nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:グルメ・料理
前の10件 | - ナパワイナリー紀行 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。